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土地家屋調査士の予備校&通信講座おすすめランキング【合格率・費用・評判など】

合格に必要な学習時間は約1000時間(1年~1年半)といわれる土地家屋調査士試験。
大手予備校からも2025年10月の本試験に向けた初受験者向けの通信講座がリリースされました。そこで2025年度の土地家屋調査士試験を目指す方におすすめの通信講座を紹介!
土地家屋調査士試験対策の場合、予備校毎に結構、特徴があります。そのため自分にあった予備校かつ通信講座を選ばないと長期間、苦労することにもなりかねません。この記事で各予備校&通信講座の特徴を掴んでください。

ちなみに、不動産登記の専門家である土地家屋調査士は合格率8~10%台(上位400人しか合格しない相対試験)といわれる難易度が高い国家資格になります。そのため独学での合格が難しく、土地家屋調査士専門の月刊誌の合格者アンケートでは、合格者の92%が予備校を利用していました

【5月31日迄】東京法経学院の学習未経験者向け通信講座が超お得!!
土地家屋調査士2025 新・最短合格講座を申し込むと測量士補講座(5万円相当)が無料で貰える

2025年(令和7年)向け土地家屋調査士試験通信講座3選

午前免除資格である測量士補試験とのダブル合格を狙うなら、2024年8月末迄に学習を開始するのが最適です。合格実績を公開している信頼できる予備校に絞りご紹介します。

予備校名
通信講座名
価格
税込
概要&おすすめしたい人

アガルートアカデミー
ダブル合格カリキュラム
★合格特典あり
★割引制度あり

 
393,800
ダブル合格カリキュラムに含まれる「一発合格カリキュラム」は、
令和5年度の試験で合格者全体の3割にあたる145名もの合格者を
輩出した恐るべきカリキュラムです。
※令和4年度も125名で合格者全体の3割でした!

アガルートも3年連続総合1位を輩出するなど実績も十分です。

▼こんな人にオススメ
・最も合格率が高い予備校の講座で学習を開始したい方
・一発合格の為に、高めの受講料を払える社会人の方
・業界NO1のサポート体制で学習を進めたい方
・1日の勉強時間を確保できるので爆速で勉強したい方

東京法経学院
合格講座フルパックB(通信A)
★合格特典あり
 
303,290
老舗予備校が本気になったボリュームのあるパックです。
特に知識量が豊富なテキストと答練の質&量は他の予備校を
寄せ付けません。
また価格も他の通信講座と比べるとコスパ良く設定されています。

▼こんな人にオススメ
・地道に合格に向けて進みたい人
・2年目以降の受講料は出来るだけ抑えたい人

LEC
W合格コース
★割引制度あり
 
327,250

※6月末迄
1年目はインプットもアウトプットもバランス良く学習し、
2年目は弱点を克服する為に学習するというがコンセプト。
例年、春頃に早期割引を行うので、安くスタートしたい方には
おすすめです。

▼こんな人におススメ
・1年目から択一式も記述式もバランス良く学習したい人
・2年計画を視野に学習を進めたい人

土地家屋調査士試験予備校|総合ランキング

【土地家屋調査士試験】総合ランキング
1位 東京法経学院
2位 アガルートアカデミー
3位 LEC 東京リーガルマインド
4位 日建学院
5位 早稲田法科専門学院

土地家屋調査士試験の予備校を合格実績(合格率)、講座、教材、費用、講師、フォロー体制などから総合的に判断したランキングになります。では各予備校の特徴を紹介していきます。

東京法経学院

1967年から開講している土地家屋調査士試験対策では、最大手の老舗予備校です。
講座数、講師数などはNo.1で他の予備校を寄せ付けません。近年、学習未経験者向け通信講座のコスパが良くなったり、HPの見せ方が変わるなど、変革の兆しがあります。しかし通学型の講座は価格帯が高い、通信講座の映像やシステム面が悪いなど、まだ老舗だからこその弱さもあります。

  • 通学型
    校舎は東京・名古屋・大阪・福岡、仙台、高松、広島
    ※講座によって利用できる校舎が異なるので注意
  • 通信型
    講義映像は、DVDタイプ、WMVダウンロードタイプの2種類

▼東京法経学院の評判・口コミ・特徴はこちら

驚異的な実績・合格占有率72.9%

令和4年度の試験では、合格者424名中309名を輩出。合格者占有率は驚異の72.9%でした。309名の内訳は、通常講座が171名(40.3%)、短期講座が89名(21.0%)、教材利用が49名(11.6%)となっています。

令和3年度の試験では、合格者404名中318名(合格者占有率は78.7%)でした。
内訳は、通常講座が183名(45.3%)、短期講座が93名(23.0%)、教材利用が42名(10.4%)。

また令和2年度の試験でも、合格者392名中256名(合格者占有率は65.3%)と毎年合格者の多くは何らかの形で東京法経学院を利用しております。

毎年合格者の過半数以上が東京法経学院の講座や教材を利用して学習をしているという合格実績は土地家屋調査士予備校としてはNo1の実績です。合格体験記には過去10年以上の記録が残っています。

講座の種類が豊富!充実のアウトプットで答練はNO.1

東京法経学院は、パック講座(複数講座がセットになったもの)、単科講座、さらには教材だけの販売など種類が豊富です。合格率が9%前後の土地家屋調査士試験では1年目の試験での合格は難しく2年目以降の勉強にも講座は欠かせません。

初学者向けの講座に含まれている「合格ノート」は、長年のノウハウが詰まったオリジナルテキストで受験生の中でも評判が高いです。

また記述式問題に対して添削がある公開模試や答練(オリジナルの本試験予想問題)の充実度は、他の予備校の追随を許さず、「公開模試や答練」は東京法経学院を利用している受験生も多いです。

業界TOPクラスの講師陣

内堀博夫講師、山井由典講師、河野克幸講師、濵本眞 講師をはじめ、総勢20名以上の講師陣は業界TOPクラスです。

東京法経学院のその他の特徴

  • フォロー制度
    通信講座を受講している場合でも、質問票または、専用の質問フォーム(オンライン)から無料で何度でも質問ができます。
  • 合格者全額返金お祝い制度
    学習経験者向けのパック講座と初学者向けのパック講座の一部には、土地家屋調査士試験に合格し顔写真&合格者アンケートに回答すると、講座費用が全額返金されます。
    ※顔写真とアンケート内容は販促物に利用されます
  • 定期的な割引セール
    比較的価格が高い東京法経学院ですが、定期的に10~50%の割引を行います。お目当ての講座は割引セール中にゲットしましょう。

東京法経学院のマイナス面

通信講座の講義映像が他の予備校と比較するとマイナスです。「講師がホワイトボード板書する際、後ろ向きになりホワイトボードが見えなくなる」など、教室の一番前で講義を受けているような映像になります。

アガルートアカデミー

飛ぶ鳥を落とす勢いの土地家屋調査士予備校といえば、アガルートアカデミーです。「受けちゃえ難関資格」編のCMを放送するなど進化を続けています。土地家屋調査士試験は2018年開講ですが、年々講師数も増え、講座やサービスも毎年ブラッシュアップされていっています。

そんなアガルートアカデミー土地家屋調査士試験対策講座のコンセプトは「最短合格」です。コンセプトに合わせたカリキュラム構成と手厚いフォロー体制から、学習未経験者向けカリキュラムの受講者の合格率がとても高いという数値があります。

  • 通信型(オンライン)のみ
    ⇒ストリーミング配信(視聴期限あり)。倍速再生や音声ダウンロードの機能あり。

▼アガルートの評判・口コミ・特徴はこちら

合格者全体の約半分234名を輩出。合格率は驚異の63.41%で全国平均の6.56倍

2018年に開講した土地家屋調査士試験対策講座ですが、開講以降、合格率が全国平均3.5倍以上という大変高い数字を出しています。

令和5年度(2023年度)は合格者の約半分234名をアガルートが輩出しており、さらに、合格率63.41%で全国平均の6.56倍と合格率が9%程度の土地家屋調査士試験では驚異の数値。また3年連続で全国1位の合格者も輩出するなど、実績NO.1に躍り出ました。

これだけでも凄いですが、それ以上に驚きなのが「学習未経験者向けカリキュラムの受講者」が145名も合格し、合格率も60.42%(全国平均の6.25倍)ということ。土地家屋調査士試験は相対試験ですので必然的に学習経験者が有利な試験です。

HPの「合格者の声」には過去の試験も含め総勢50名以上の合格体験談がインタビュー映像として掲載されています。

学習レベルに合わせた3つのカリキュラム

初学者向け/中級者向け(択一の基準点はクリア)/上級者向け(合格まであと1歩)の3つのカリキュラムがあります。近年の土地家屋調査士試験では「基礎力」が問われる出題傾向が続いており、それらも念頭に置かれています。合格ゼミもこれらのカリキュラムを受講していないと購入できません。

こだわりのテキストと講義映像

合格総合講義(インプット講義)で使われるテキストはフルカラーかつ図解や表も多く見やすい、理解し易いと評判です。土地家屋調査士試験予備校でフルカラーのテキストはアガルートアカデミーだけです。メイン講師である中山祐介講師は、自身が担当する講義のテキストは自作されており、講義内容にもテキストにも無駄がありません。

講義動画も見やすくテキストがなくても受講できます。倍速再生機能や20分~40分程度の単元別に短く区切ってあるので隙間時間でも勉強可能です。音声をダウンロードして通勤時間に学習する方もいます。

全国1位合格のメイン講師

講座を担当する方は3人です。初学者向けの基幹講座をはじめ幅広い講座を担当するメイン講師の中山祐介講師。中上級向けの基幹講座を担当する高野見奈子講師。上級者向けの基幹講座や記述式対策に特化した講座を担当する中里ユタカ講師。また定期カウンセリングなど受講生のサポートに、萩原裕大講師、佐々木治季講師、他4名の講師がいらっしゃいます。

中山祐介講師は、土地家屋調査士試験を全国1位で合格した実績と大手予備校であるLECでも講師経験がある方になります。

中里ユタカ講師はアガルートアカデミーの土地家屋調査士試験講座を利用して試験に合格された後に講師になっております。

業界No.1のフォロー体制

オンライン専門(通信型)にも関わらず、受講生のサポート体制は抜群です。

  • 定期カウンセリング(有料)
    アガルートアカデミーの最大の特長が定期カウンセリングです。本試験まで約1年間、月1回30分、講師がカウンセリングをしてくれます。孤独な資格試験の学習において講師からアドバイスを受けられる、学習計画を一緒に考えて貰えるメリットは大きいです。
  • 講師に直接聞ける質問制度
    疑問に思ったことは講師に直接質問することができます。料金は無料です。回数制限はありますが、200回までのなので実質ないのと同じです。
    ※本制度は、カリキュラム(一発合格/ダブル合格/中上級/上級)の受講生のみ利用可
  • 合格特典(全額返金 or お祝い金)
    カリキュラムを受講し土地家屋調査士試験に合格すると「受講料の全額返金」or「お祝い金」の特典を選べます。特典にあわせてアンケートの提出、顔出しのインタビュー撮影を条件をこなす必要があります。インタビューやアンケートはHPやパンフレットに掲載されます。
  • 通年適用可の割引制度
    通年で適用される条件付きの割引制度(10〜20%引き)や割引率の高い期間限定のキャンペーン(30%引き)もあります。

アガルートのマイナス面

強いてあげるなら以下の2つがマイナス面になります。

  • 講義映像には視聴期限がある
    映像はダウンロードができないため、試験に落ちた場合、2年目での学習では利用できません
  • 答練や模試に添削&採点がなく、回数も少ない
    答練を沢山受講したい場合、他の予備校の添削付きの答練や公開模試を受講する必要があります。

LEC 東京リーガルマインド

初学者向け&学習経験者向けのコース/サポート体制/割引制度など大手予備校ならでは安心感・安定感があるのがLECになります。また通学型のコースにも予習・復習用に講義映像が付属でついているなど受講生のことを考えたサービスです。

  • 通学型
    校舎は池袋(東京)、千葉、梅田(大阪)、富山、広島
    ※WEBメディア or DVDが付いてくる
  • 通信型
    講義映像は、DVDタイプ、WEBメディアの2種類から選択

LECの評判・口コミ・特徴はこちら

安定の合格実績も、算出方法は迷走?

LECの合格率は、2022年度は29.3%、2021年度は35.0%とアガルートと比べると低いと言わざるを得ません。

LECの合格率は、対象コースに含まれる「直前ファイナル答練」を全て提出している方を母数に算出しています。そこは問題ないのですが、2020年はそこから「直前ファイナル答練で平均点65点以上の方」と条件が付加してありました

HPに合格体験談が載っていますが、数は少なく、実名や顔写真もありません。資料請求時のパンフレットの方が座談会など、合格者が実名顔出しで掲載されていますので、参考になります。

LECの合格率は、初学者向け、学習経験者向けの対象コース・パックを受講した方で算出しています。

バランスに優れた無駄のない講座設計

初学者向けコース(土地家屋調査士合格コース)でも、早い段階から記述式対策をする傾向があります。初学者向けコースにも答練がしっかりと入っているため、LECの講座だけで合格までたどりつけます。学習経験者向けコースでは弱点やレベルにあわせたコースが用意されているので必要のない講座まで購入する必要がないなど、受験生に配慮したコース構成になっています。

講師やチューターによるサポート

LECには7人の講師がおりますが、山崎智英講師はブログ、木村真弓講師はTwitterと受講生に向けた情報発信をしております。またWEB上でいつでも質問できる教えてチューターは専門フォロースタッフが1週間〜10日以内に回答をします。質問回数の制限はありません。累計学習時間や進捗度が見れるサポートシステムもあり、受験生をサポートしようとする姿勢が伺えます。

ちなみに筆記試験を通過後は無料で口述試験対策も行ってくれます。

ありすぎる割引制度

LECには様々な割引制度があり、併用可能なものも使うと定価より10~40%下がることもあります。

  • 特典付きの早期割引
  • 作文を書くだけでOKのWEB奨学生割引
  • 他社乗換割りや再受講割など、常設の割引
  • 1位だと70%引きの奨学生試験割引

日建学院

建築関連の資格に特化した予備校としては大手で歴史もあります。
また早くから講義映像にこだわりを持って取り組んでおり、その品質はNo1です。

  • 合格実績
    合格率は公開されていません。HP上に5人程度の合格者インタビューが掲載されています。
  • こだわりの講義映像
    図や表を用いた映像は試験のポイントがわかりやすく、要点を掴みやすいハイクオリティなものになります。
  • シンプルな講座構成
    メインコース、答練コース、模擬試験の3つとシンプルです。メインコースは初学者も学習経験者も同じになります。
  • マイナス面
    コースの学習開始時期が試験前年の10月なので、学習期間が1年間しか取れません。アガルートアカデミーは試験前年の4月には、ほぼ全講義が視聴可能です。LECも試験前年の5月には開始されます。この半年間の学習期間の差は最低1,000時間の学習が必要と言われている土地家屋調査士試験では大きなハンデになると思われます。

早稲田法科専門学院

土地家屋調査士試験対策オンリーの予備校になります。その歴史は、受験指導50年で東京法経学院に次ぐ長さになります。もともとは通学のみでしたが、現在は通信講座(DVD発送)を行っております。

  • 合格実績
    毎年100名前後の合格者を輩出、1年合格実績もNO.1とHP上は記載されております。合格体験談も数名掲載中です。ただ100名前後の合格者の内訳、1年合格実績NO.1の根拠などは掲載がないため良し悪しの判断が難しいところなのが残念です。
  • 細分化された講座提供
    初学者向けのインプット、初学者向けの総合コース、学習経験者向けコースだけでなく、様々なタイプの答練が用意してあります。
    入門総合コースでは、メールでの質問可(10回まで)記述式問題の添削もついているなどフォローもばっちりです。
  • 比較的安めの価格設定
    通信講座に特化することで比較的安めの価格設定をされています。
  • マイナス面
    学校案内で学長が暗に他の予備校を貶している発言があります。公式のHPで、このような発言をする予備校であるということです。

土地家屋調査士予備校の合格率ランキング

予備校の信頼感を図る上で欠かせないのが、合格率や合格実績かと思います。各予備校が公表している数値とその根拠、さらにはHP上の合格体験記の数でランキングを作成しました。結果、東京法経学院とアガルートが2強で突出しています。

順位
予備校
合格実績
合格率
合格体験記
合格者インタビュー
1位
アガルートアカデミー
令和4年度合格率
全体は53.65%
学習未経験者のカリキュラム受講生は46.47%
※有料講座受講生のアンケートより
※合格者数を受験者数で除して算出
 
令和4年度は48名掲載
令和3年度は44名掲載
・2年連続で全国1位を輩出
2位
東京法経学院
令和4年度合格者占有率:72.9%
※合格者424名中309名

▼内訳
通常講座171名(40.3%)
短期講座89名(21.0%)
教材利用49名(11.6%) 
・令和4年度は21名掲載
・令和3年度は16名掲載
3位
LEC
令和4年度合格率:29.3%
※指定コース・パックの受講生のみ
※直前ファイナル答練の答案を全提出
・令和4年度は9名掲載
・令和3年度は12名掲載
4位
早稲田法科大学院
合格者を100名前後
※算出方法の掲載なし
・令和3年度は未掲載
・令和2年度は1名掲載
5位
日建学院
令和3年度合格率:10.7%
※教育訓練講座 検索システムより
・年度不明で3名掲載

▼土地家屋調査士の合格率は?10年間推移と各予備校の合格率(過去3年分)を紹介

予備校の通信講座ランキング

本サイトでは、初学者の方には通学講座ではなく通信講座を断然おすすめ!しています!大小はあれどメリットは全部で7つもありますのでご紹介していきます。

またメリットが多いとはいえ、通信サポート体制や講義映像の質など通信講座に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。そのため「サポート体制面&講義映像の質などシステム面」に特化した通信講座ランキングを作成しました。講座内容の比較やおすすめ通信講座に関しては「▼通信講座のおすすめランキング!向いている人・合格までのコンセプトなど違いを徹底解説」にて紹介していますのでご覧ください。

通信講座をお薦めする7つのメリット

「校舎で受講する」という制約が多い通学型と違い、制約が少ない通信講座にはメリットが7つもあります。

  1. 開講時期が早い為、勉強時間を長く取れる(※一番早いと通学よりも半年早い)
  2. 自分のペースで学習できる(※開始時に全講義受講可能なものも)
  3. 校舎への移動時間がない
  4. 通学講座より通信講座の方が費用が安い
  5. 担当する講師が各予備校のエース講師である
  6. 講義を何度も見返せる(※初学者は基礎がメインの為必要)
  7. 質問制度が整っている

サポート体制面&システム面のランキング

通信講座のパック講座(コース、カリキュラムなど)は25万~35万円もします。その分、サポート体制やシステム面がしっかりしていることでテキストだけの教材学習と差別化を図っています。上位3つの予備校は、質問制度に関しては「無料かつ回数制限なし」で同じでしたが、それ以外はアガルートの独断上になりました

順位
予備校
サポート体制講義映像の質
などのシステム面
1位
アガルートアカデミー

▼質問制度
講師に直接質問できます。
※200回まで無料

▼定期カウンセリング
月1回講師が30分間行う
※別途有料

 
テキスト不要でも学習できる講義映像
・倍速再生(8段階設定)
1単元1チャプター(20~40分)
 短い時間でも勉強しやすい
・音声DLも可
視聴期限がある
2位
LEC
▼教えてチューター制度
無料で回数制限なし
※専用マイページから質問可

・倍速再生
・音声DLも可
累計学習時間や進捗度が見れるサポートシステム
・DVDタイプも選択可

 
3位
東京法経学院

▼質問制度
無料で回数制限なし
※専用の質問フォームから行う

 
・講義映像の見え方
 教室の一番前で講義を受けているような映像
・DVDタイプも選択可

土地家屋調査士試験の勉強開始前に知っておくこと

どの予備校のどの講座で勉強するかだけでなく、土地家屋調査士試験の勉強を開始する前に知っておいた方が良い、もう一度、確認しておくべきことを紹介します。

  1. 合格率は8~10%台(合格者は400人程度)
  2. 午前免除は測量士補で取るべし
  3. 合格に必要な勉強時間は約1,000時間
  4. 土地家屋調査士試験のスケジュール
  5. 試験科目と勉強内容
  6. 独学(=完全独学)での勉強はやめるべき

合格率は8~10%台(合格者は400人程度)

土地家屋調査士試験における過去10年分の「受験者数、合格者数、合格率」を一覧にしました。注目して欲しいのは8~10%で推移する合格率ではなく合格者数です。見事に400人程度で収まっています。これは偶然ではなく狙ってそうしているのです。その為、土地家屋調査士試験では自分だけでなく他人との闘いでもあります。土地家屋調査士試験の筆記試験には足切りとなる基準点が択一式にも記述式にも設けられています。

年度受験者数合格者数合格率
平成24年4,986人418人8.38%
平成25年4,700人412人8.77%
平成26年4,617人407人8.82%
平成27年4,568人403人8.82%
平成28年4,506人402人8.92%
平成29年4,600人400人8.69%
平成30年4,380人418人9.54%
令和元年4,198人406人9.68%
令和2年3,785人392人10.36%
令和3年3,859人404人10.47%
令和4年4,404人424人9.63%

午前免除は測量士補で取るべし

土地家屋調査士試験の筆記試験は「午前の部」「午後の部」があり、試験は同日に行います。しかし受験申込時に特定の資格を保有していると「午前の部」は免除されます。これが午前免除です。例年、95%近くの受験生が午前免除で受験します。

おすすめの資格は「測量士補」です。
午前免除になる資格は測量士補以外にも「測量士/一級建築士/二級建築士」があるのですが、「一級建築士/二級建築士」は受験資格のあり、誰でも受験できるわけではありません。測量士は合格率7.7%〜18.0%で測量士補の合格率30.3%〜47.3%よりも低いです。そうなると、おすすめは測量士補一択になります。

合格に必要な勉強時間は約1,000時間

土地家屋調査士試験の合格には1,000時間は必要と言われています。
これは週20時間(平日2時間、土日5時間)の時間を捻出できても、1年間の勉強が必要になります。
ちなみに予備校を使った場合の1,000時間の内訳はざっくり以下になります。

  • 法律知識、登記申請書、計算、作図の知識などのインプットに250時間
  • 択一式過去問学習に300時間。
    ※平成17年度以降の18年分を何周も解き復習する。
  • 記述式過去問学習に300時間。
    ※平成17年度以降の18年分をを何周も解き復習する。
  • 答練&模擬試験や苦手分野の学習に150時間。

アウトプットのメインを、過去問で行うか、予備校の演習問題や答練で行うかで若干内訳は異なります。

2025年度10月の土地家屋調査士試験を目指すスケジュール

午前免除資格である測量士補と土地家屋調査士のダブル合格を目指すのか、まず測量士補の合格だけを目指すのかで、スケジュールは大きく変わってきます。以下にダブル合格の場合のイメージを記載しました。

  • 2024年3月以降、順次、2025年向け通信講座が開講
  • 2024年8月以降、順次、2025年向け通学講座が開講
  • 2025年1月中、測量士補・申し込み期間
  • 2025年5月半ば、測量試補・試験日
  • 2025年7月初め、測量試補・合格発表
  • 2025年7月末、土地家屋調査士・申し込み開始
    ※10日程度しかないので注意
  • 2025年10月半ば、土地家屋調査士・筆記試験日
  • 2026年1月半ば、土地家屋調査士・筆記試験の合格発表
  • 2026年1月末、土地家屋調査士・口述試験日
  • 2026年2月半ば、土地家屋調査士試験・最終合格発表

いつから勉強を開始するのか、合格に必要な1,000時間をどう捻出するのかは人それぞれです。
自分にあったスケジュールで進めていきましょう。

また土地家屋調査士試験の当日には各予備校が「解答速報などの受験生応援企画」を出します。各予備校の特色がでますので、予備校選びの参考になるかも知れません。

試験科目と勉強内容

土地家屋調査士試験=筆記試験の「午後の部」といっても過言ではありません。

【試験時間】
2時間半(午後1時~午後3時半)	

【出題形式】
多肢択一問題20問、記述式問題2問	

【出題内容】
・民法に関する知識
・登記の申請手続(登記申請書の作成に関するものを含む。)及び審査請求の手続に関する知識
・筆界(不動産登記法第123条第1号に規定する筆界をいう。)に関する知識
・その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

嚙み砕いて説明すると、多肢択一問題(択一式)は、「民法」「不動産登記法」「土地家屋調査士法」の法律に関する知識が問われます。 記述式は、「不動産登記法」の範囲で土地に関する問題、建物に関する問題の各1問を作図・計算・登記申請書の作成をしながら解答します。

そのため土地家屋調査士試験対策の講座は4タイプに分けることができます。パック講座を購入する際は全タイプが揃っているか確認しましょう。

講座タイプ概要
法律知識の
インプット
民法/不動産登記法土地家屋調査士法の知識を習うもの
作図・計算・登記申請書の作成
に関する基礎学習
記述式を解くための基礎知識を習うもの。
※作図用具の基礎的な使い方,法定図面の書き方
※関数電卓の基本的な使い方、複素数計算などの計算方法の基礎
※登記申請書の書き方を覚える(ひな形を覚える)
過去問集&解説過去問を解説するもの。
民法が試験範囲に明示された平成17年以降は全て学習したい。
★過去問集&解説冊子のみで講義がないものもある
答練・模試本番と同じ「択一式20問/記述式2問」のオリジナル問題。
答練は複数セットが多く、模試は1セット。
★採点や記述式の添削がないものもある

独学(=完全独学)での勉強はやめるべき

完全独学=予備校の講座を一切使わない」で合格を目指そうとしている方がいるのであれば、再考してください。令和3年度(合格者404名)の場合、東京法経学院だけで276名(68.3%)を輩出しています。他にアガルートアカデミー/LEC/日建学院/早稲田法科専門学院の4校があると考えれば、完全独学での合格者はほぼいないと結論づけられます。

また独学での合格が難しい理由については「▼土地家屋調査士試験において完全独学における合格が難しい理由とは?」にて紹介していますのでご覧ください。

金銭的問題などでない限り、各予備校の通信講座を使い、出来るだけ短期での合格を目指してください。